鍼灸治療について

鍼（はり）と灸（きゅう）を使用して様々な症状に対し、身体に多数存在する経穴（ツボ）を適切に刺激することで、自己治癒力を高めたり、症状の改善を促す治療です。

適応疾患は、肩こりや腰痛など痛みの治療だけではなく、内科系や産婦人科系、小児科系他、様々な分野に適応しています（適応疾患のページを参照ください）

当院の鍼は、毫鍼（ごうしん）といわれる刺す鍼と、てい鍼といわれる刺さない鍼を何種類か使って施術します。

“はり”というと注射針を連想される方がみえますが、注射針は薬を通す穴が開いているので太く痛みが伴います。鍼灸の刺す鍼は”髪の毛ほどの細いもの”ですので、注射針とは全く異なります。

刺さない鍼は経絡（気や血水）の流れを良くして、身体のバランスを整え、治りやすい体にまずしていきます。
他の施術の効きを良くする為に使用したり、刺さないので筋肉や身体への負担も少なく、スポーツ選手の試合前日や当日の施術にも使え、パフォーマンスを良くしたりケガを予防の為に使用します。
また、小児はりはこちらをメインに使います。

刺す鍼は、皮膚、筋肉や骨、血管・リンパ・神経の近くにもダイレクトに刺激を届けられ、てい鍼とはまた違った形でアプローチすることができます。

施術者が、疾患や患者様それぞれに合った鍼を厳選し、また使うツボの場所もお一人お一人身体の状態を確認しながら（脈診、腹診、舌診など）、オーダーメイドな鍼灸治療をしていくのが花梨鍼灸院のスタイルです。

また、その症状が出ている原因は、患者様の日常生活の習慣や食べ物・薬など口から入るもの、行動・心の癖などから起こっていることがほとんどです。
ここを改善しないと、鍼灸で楽になってもまた繰り返します。
鍼灸治療をやりながらお話も聴きご自宅でのアドバイスをしていくことも大切にしています。

※当院の毫鍼は、ディスポ鍼といった”使い捨て”を使っていますので、感染などの心配はありません。
また、出血や体液などが器具などについた場合は高圧蒸気滅菌器にて滅菌してから使用しています。

※マクラは使い捨ての薄いフェイスペーパーをかけて使いますが、それだけでは不安な方はマクラ用のタオルをご持参ください。

※服装はお貸しすることも出来るので特に指定はありませんが、手足にも刺鍼する為キツイものではなく肘膝くらいまで上げやすいものだとありがたいです。またセーターなど穴の大きいものは鍼が引っかかる恐れがあるので脱いでいただきます。